50名山に選ばれるまでは根曲竹の藪山として登山者の進入を拒んでいたらしいが、登山道も整備され簡単に山頂に立つ事ができるようになった山である…
この山は鳥取県と兵庫県の県境尾根に位置しており戸倉峠と三室山の間にあります、又この山には宍粟杉の原生林があり下山はその管理道を利用して周回コースを楽しむことにしました。
本日のコース
林道終点・駐車場→尾根道→ピーク1122m→波佐利山→ピーク1166m→波佐利山→管理歩道→源流の碑→管理歩道→駐車場
国道29号を鳥取方面へ、音水湖の手前「音水渓谷」の道路標識にしたがって車を走らせます。

舗装された林道は途中から地道に変わり、荒れた林道を走ること約8kmで林道終点、ここが本日の駐車場になります。
(4〜5台程度駐車できるスペースがあります。)

9:11 山頂に向かってスタートです、N婦人本日も山歩きを楽しみましょう〜(^^)
約5分で尾根に向う登山道に入ります、「波佐利山」の指標が目印になります。


数分で尾根道に着きます、しばらく進むと杉林の中に根曲竹が現われる、登山道の根曲竹は刈り取られてはいるが歩きにくい(^^;)


登山道横の立派なブナが見ながらピーク1122mを通過 9:43


流倒木の登山道は最後の緩やかな登りに変れば山頂は目の前だ!


10:03 波佐利山山頂、展望は全くありませんが、定例の記念写真だけは忘れず撮りましょう「はい、チーズ」(^^)


ピーク1166まで尾根歩きを楽しむことにします、尾根を少し北に進んだ所は注意が必要です、まっすぐ進むと三室山への分岐、右の尾根を進むのが正解です。


立派なへそをつけたブナをはじめ尾根には素晴らしいブナの群生がありました。


10:30 ピーク1166mに着きました、
時間はたっぷりあります、N婦人からよく冷えたスイカをいただきました、御馳走さまです!


ピーク1166のちょっと先、東方面に展望が広がっています、方向から見ると三久安山?それとも阿舎利山?
わからん、又誰かに教えてもらおっと・・・

10:53 ゆっくり休んだ後は波佐利山に戻ります、尾根分岐で姫路から来られた単独行さんと談笑、火箸とゴミ袋持参で清掃登山をされてる方でした。
中々真似が出来ることではありません頭が下がる思いです。


波佐利山まで帰って来ました、1組のご夫婦が食事を終え下山準備を、これから日ノ原山に登られるようだ。
我々もここで楽しいランチタイムだ、無論スイーツ付きのコーヒーもあります(^^)
山頂のすぐ下に氷ノ山が展望出来る空間があります、展望を楽しんだ後は管理道に向かって下ります。



山頂から方向を確認しながら急坂を下ると平な台地に着きます、ここから管理道に向かって右手方面の根曲竹の中へ飛び込んで行きます。


私が乗ってる太い倒木が管理道に向かって下る時の目印です。

急斜面を慎重に下り、登山口から伸びてきた管理道に無事乗りました、左の斜面に伸びる管理道で「源流の碑」に向かいます。

原生林・宍粟スギを楽しみながら登山道を進みます。


13:00 源流の碑が立つ沢まで下ってきました。

ここから対面の急斜面の尾根に伸びる管理道を喘ぎながら登っていきます、ここの尾根にも立派な原生林「宍粟スギ」がありました。
宍粟スギ1

宍粟スギ2

13:45 管理道分岐通過、登りに使用した尾根への分岐まで帰ってきました。


13:58 無事駐車場到着です。
お 疲 れ 様

本日のコース図(あくまでイメージ図です、ご参考程度に)

ゆったりとした気持ちで歩いた尾根道、特に波佐利山から続くピーク1166mまでの尾根には素晴らしいブナ林があります、又、音水林木遺伝資源保存会の管理道に見る原生林「宍粟スギ」には歴史を感じ、歓声を上げながら5時間弱の山歩きを楽しんだ1日でした。
今までマニアックな登山家が密かに楽しんでいた波佐利山、今回50名山に選ばれ少しずつ登山者の姿も増えているようです、本日の登山者は8名(2組の夫婦、単独さん 我々3人)でした。
しかしながらそこは懐の深い宍粟の山、登山口までは幅の狭い荒れた林道を注意しながら8km走らないと登山口には着きません、又、管理道周回にも迷いやすい箇所があり地図とコンパス必携で山歩きをお楽しみ下さい。
最後に、素晴らしい山と登山日和に感謝いたします。
ラベル:宍粟50名山